２月１０日（探偵物語）

夕食時「探偵物語１１話」
今回のゲストは岩城滉一さんでした。
探偵物語をやるにあたって、主人公の乗るバイクを何にするか思案した優作が、岩城さんに相談してベスパに決めたという逸話がありますね。
工藤ちゃんのスタイルがモッズ風なので、始めからベスパという設定だったような印象がありますが、
実は優作は当初ハーレーをイメージしていたらしいです。
どんな探偵だ。

インタビューによると、岩城さんはそれほど俳優としてのめり込むタイプでは無いそうなので、優作に可愛がられたのは、
その開けっぴろげなキャラクターによるものなんでしょうね。
今回も調子の良いアンちゃんを演じていますが、軽薄そうに見えて純情なキャラクターが、若き日の岩城さんに良く合っています。
役柄的には、工藤ちゃんの街の仲間として今後も登場してもおかしくないポジションでしたが、
それだと他の人（清水宏さんとか）が死んじゃいますからね。
それいしても、今回の岩城滉一さんのサファリシャツにネクタイというスタイルは、ちょっとあり得ないファッションだと思いました。
でも岩城さんだと格好良く見えるから不思議。

２月９日（探偵物語）

夕食時「探偵物語１０話」
この話、久々に見ましたが、酷かったですねぇ…。
３０年近く前のドラマと言うことを考慮しても、物語の辻褄の合わなさはひどい。脚本がダメなんですね。
もう、いちいち例を挙げませんので、興味のある方はDVDを借りて見て下さい。
こんなダメな脚本に、あの優作がよくＯＫ出したと思いますが、ラストシーンで「二度とこんな話持ってくんな！」と怒ってるので、
多分優作も分かってたんですね。
まぁ、連続ドラマだと出来不出来はありますね。

ちなみに今回のゲストは内藤陳さんでした。ハードボイルドだど！

２月８日（探偵物語）

夕食時「探偵物語９話」
スペクトルマンのお面を被った少年が、工藤ちゃんを引っ張り回す話。
劇中だといかにもオンタイムで放送されているかのようなスペクトルマンですが、実際は７１年の放送で、８年以上前の作品です。
そのため、スペクトルマンの設定はすごくいい加減で、スペクトルマンって言ってるだけです。
じゃあ何で架空のヒーローにしなかったのかは、謎ですね。
ちなみに今回はゲストが豪華で、樹木希林さんと岸部一徳さんでした。
（私のATOKは何故か樹木さんも岸部さんも変換しませんでした。トホホ…）
しかし樹木希林さんは２８年前もほとんど印象が変わらないですね。
個性派の老け顔俳優は本当に息が長いですよ。
今回はほとんどセリフが無いのですが、今と同様にボヤキっぽく喋っていて、あぁ昔からキャラ変わってないんだなぁと感動しました。

２月７日（電脳コイル）

夕食時「電脳コイル１３話・１４話」
１３話は「のび太の恐竜」リスペクトなお話。
ちょっとドン臭いけど心優しい少年・デンパくんが、隠れて仔猫を飼うようにしてイリーガルの首長竜を飼うのですが、
案の定、蜜月の時は終わり別れをむかえてしまいます。

ちなみに私の個人的な印象では、イリーガルのイメージは諸星大二郎の描く異形のモノ共に近い感じがします。
また今回は、オバケ煙突という有名な建築物が重要なシーンに登場しており、思わず「ボクとフリオと校庭で」を連想してしまいました。
多分、磯監督のイメージに「のび太」と「フリオ」の両方があったのではないかと思います。
１４話は半分が総集編でしたが、ちゃんと物語の本筋に絡めるエピソードを挿入していて、その辺抜かりないです。
完成度高いなぁと思いました。

２月６日（電脳コイル）

夕食時「電脳コイル１２話」
イリーガルという一種のコンピューターウィルスが登場人物の顔にヒゲをはやしてしまい、そのヒゲでシムシティしてしまう話。
どんな話だ。
もう、ナンセンスの極みと言った感じなのですが、顔の上のヒゲ文明は、最終的にアーサー・Ｃ・クラーク的な結末を迎えます。
地球幼年期の終わりってヤツですね。
このアニメは、こういう本筋と全く関係のない話が面白いのがひとつの特徴ですね。お得感があります。


なんだか調子悪くて絵も進みません。
ウダウダしていたらこんな時間になってしまった。情けない。

２月５日（プラネテス）

朝食時「プラネテス１２話」
夕食時「プラネテス１３話・１４話」
１２話と１３話は原作でも印象的な話です。
宇宙防衛戦線のテロを、ブチキレたフィー姐さんが宇宙船の体当たりで防ぐ話と、ハチマキ弟のロケットの話。
アニメでは少しだけ変えて、ハチマキとタナベのラブコメ風エピソードと、ユーリの心境の変化（禅でいうところの小悟みたいなもの）
をからめて、より印象的なエピソードになっています。
特にユーリが過去を完全に吹っ切り、デブリ屋として本当にハチマキ達の仲間となる決心をするシーンが良かったです。
原作にはない、印象的な演出です。
原作にないと言えば、タナベの乙女ごころの演出も見所ですね。
でも私のようにいい年になると、ラブコメは見ていて照れくさいです。
原作でのタナベは、ハチマキのファム・ファタールなので、どこまでも受け入れてくれる存在なのですが、アニメではフツーの年頃のお嬢さんですからね。
いや、普通よりもチョイダサ目かな。
このリアル指向のラブコメ演出が、この作品がそれ程ウケなかった理由なのかも知れません。
１４話のミッションのシーンの、専門用語風のそれらしい言葉を並べたやりとりなど、実に格好いい演出も随所にあるんですけどね。

２月４日（仮面ライダーキバ）

朝食時「仮面ライダーキバ１話」
夕食時「仮面ライダーキバ２話」
昨年の電王は途中リタイアしてしまいましたが、今年はどうでしょうかね。
まず思ったのが、２００８年と１９８６年を行ったり来たりするカットバック手法が解りにくいということ。
これは平成ライダーシリーズに共通して言えることですが、大人向けの表現と子供向けの表現が混在していて、
なんだか混沌として解りにくいんですよね。
特に１９８６年、バブル景気の徒花のような時代の表現は、もうちょっとなんとかして欲しいと思います。
ああいった所のデティールや、モブシーンがおざなりなのが、平成特撮のダメなところですね。
CGや着ぐるみのクオリティの高さと比較して、ちぐはぐな印象を受けます。
キバのデザインはストロンガーを思わせるマッシブな印象で格好いいですね。
あと、今回のヒロインの方はグッドウィル（！）のCMに出ていた人ですね。
あのモバイトナントカというCMは、生活のためにアルバイトをしている人をバカにしていて大嫌いでしたが、
この柳沢ななさんというお嬢さんだけは輝いていました。
劇中では、結構パンチラっぽいアクションを演じていて（見えませんが）それもいいです。

１話２話を見た印象では、謎だらけって感じですね。カブトの時みたい。
とりあえず、斬鬼さん役（あと変態役）でおなじみの、松田賢二さんのライダーもの再登板が嬉しいので、見ていこうと思います。