２月２７日（精霊の守り人）

今日の感想
「精霊の守り人 １７話・１８話」
若き天才陰陽師・シュガは、捜索していた王子・チャグムと市井にてばったりと出会う。
このとき、皇太子の死やチャグムに宿る精霊の正体を明かし、チャグムに宮廷への帰還を請うのですが、はっきり言って、これはヘタを打っています。
一度は暗殺を試みておいて、事情が変わったと説明しても信用する方がどうかしていると思いますね。
チャグムはその言葉に動揺しますが、バルサは決して許しません。
双方とも悪意が無いにもかかわらず、立場の違いからすれ違う様を描いていて面白いです。
シュガのバルサに対する態度の横柄さも、封建社会なんだなぁと思わせます。
そもそも、王妃からの「チャグムを一生涯守る」という突然の依頼をこともなげに引き受けるバルサの侠気は、
まさに修羅場を生きるバウンサーの狂気・凄味を感じさせて、宮廷の温室育ちでは太刀打ちできるはずもありません。

ところで、この作品では食事のシーンが印象的に登場するのですが、どれもすごく美味しそうで感心します。
このあたりは、神山監督の師匠である押井守監督とは対照的ですね。
（押井作品の食事シーンはどれもまずそう。あ、立ち食いだけはうまそうですね。）
街の露店で売っているお菓子とか、ご飯に煮魚をのっけた丼とか、うなぎの蒲焼きとか。
またみんな美味しそうに食べるんですよ。思わずよだれが出てきます。
ちなみに、１８話ではアイヌ風の村の炉端できりたんぽを焼いていました。これも美味そうです。

２月２５日（３月のライオン）

今日の感想
羽海野チカ「３月のライオン １巻」
「ハチミツとクローバー」の羽海野チカさんが、青年誌で連載している将棋漫画の単行本が出ていたので買いました。
羽海野さんは少女漫画家というわけではないのでしょうけど、いきなりヤングアニマルで連載が始まったときは驚きましたね。
ベルセルクとかＤＭＣと同じ誌面に載っているんですからね。
「ハチクロ」がヒットして本当によかったなぁと思います。
女流漫画家で少年誌や青年誌でヒットを飛ばす人に共通して言えるのは、やはり絵がしっかりしていることなんですよ。
私の大好きな、山下和美さんや安野モヨコさんらは、しっかりした線が凄く魅力的です。
羽海野チカさんも、Ｇペンで描かれた 入り抜きのある描線が良いですよねぇ。
キャラクターも可愛いし、本当に魅力的な漫画を描かれます。
あとは、主人公がもう少し将棋を指すシーンがあれば、もっと良いのになぁと思います。


ところで、今週のヤンマガに「バカ姉弟」が載ってましたね！
復活して貰えて本当に嬉しいです。

２月２４日（ガンダムＯＯ）

昨日の突風で、洗濯していた下着のＴシャツがぶっ飛ばされてしまい、ユニクロに買いに行く羽目になりました。
しかし洋服屋の店頭はもう春なんですね。

今日の感想
「ガンダムＯＯ １９話・２０話」
いや～、ここへきて面白くなってきました。
ソレスタルビーイングでは、プトレマイオスのクルーは割と青臭い純情な人たちばかりなのですが、それ以外は結構腹黒くて良いですね。
トリニティ兄妹の登場を引き金として、ガンダムの無敵ユニットの敵方への供与に至って、いよいよガンダムが
「自分だけズルして無敵モード」の地位から引きずり下ろされるみたいでワクワクします。
ただ、主人公達のガンダムには追加装備が登場するようなことを言っていて、なんだかなぁとも思いますが。
ところで、人革連のガンダムユニット搭載ＭＳは何かギュゲスＤみたいに見えます。
というか、このアニメのメカニックはどうも形状が把握しにくいですね。複雑すぎるのか？
あと、不幸続きのサジくんがどうなるのかも目が離せませんね。
ガンダムマイスターにスカウトされる、というのは安易過ぎるかな…。

２月２２日（犬ガンダム）

ここのところ暖かいですね。
私の体調や気分は明らかに気候に左右されるので、暖かいとストレスが軽減されて楽ですね。

まだ漫画を読んでます。
唐沢なをき「犬ガンダム 地上編・宇宙編」
通称“ファースト”と呼ばれる一番最初のガンダムの、キャラクターを全員犬に置き換えたギャグ漫画です。
もう、この分野（どの分野？）は唐沢なをきさんの独壇場ですね。
ひとつの究極とも言える可愛い絵柄と、並はずれて下品なギャグで、他の追随を許しません。
話の途中で何の脈絡も無くエロネタを挟んでも、「犬だから」の一言で成立してしまう凄さ！
あと、ストーリーは「ガンダム」に忠実に進むのに、死んでしまうはずのキャラが全員生きているという、皆殺しの富野を逆手に取ったギャグもイイです。
MSが全て民芸品をというのは、ちょっとやり過ぎな感じもしますが（笑
個人的にはZ犬ガンダムもやって欲しいですねぇ。

それはそれとして、ガルマ犬 カワユス。

２月２１日（シグルイ・銃夢ＬＯ）

今日は寝起きから頭痛が続いて参りました。
仕事から帰宅後、鎮痛剤と冷えピタシートでなんとか回復。
腹痛・下痢もたびたびあるし、体調悪いッスね。

今日も漫画を読みました。
・山口貴由「シグルイ １０巻」
残酷剣劇絵巻・シグルイも１０巻を数えるようになりました。
絵柄も展開も凄惨さを増して、ボルテージも最高潮！
天人の如き外観と天稟の才気、それに邪悪な心根を併せ持つ魔人・伊良子清玄、対するはそれに匹敵する才気とストイシズムの権化・藤木源之助。
この物語のミソは、ストイシズムが邪悪に敗れ去るところにあります。
ところで、残酷描写が巻を追うごとに増してきた本作品ですが、絵柄の方むしろエレガントな印象を増した感じさえします。
描線が太く力強い感じではなく、細く何本も束ねられた線で描かれているため、独特の艶めかしさが感じられますね。
そして何と言っても、男の裸体のへの執着が素晴らしい。
女性の裸はちっともいやらしくないのに、男の裸身、特に乳首のセクシーさは尋常ではありません。
恐らくですが、山口貴由さんは男色方面の才能が非常にあるように感じられます。

・木城ゆきと「銃夢ＬＯ １１巻」
士郎正宗の新作漫画が読めなくなって久しい昨今、ハードなＳＦ要素とエンターテインメント性、それに今様にアップデートされた絵柄を併せ持つ、
殆ど唯一の漫画です。じつに頼もしい！
今巻では宇宙空手にまつわるエピソードが中心ですが、１２０階建ての高層ビルを叩き割る正拳下段突きとか、宇宙お遍路さんといったような
馬鹿馬鹿しい設定と、空手家の熱い魂を語るエピソードが相まって、感動を呼びます。
これぞセンス・オブ・ワンダー。
ちなみにですが、単行本の帯のコピーに「近未来ハイパー・バトル・アクション」とありますが、全然近未来じゃないですよ。

２月２０日（ブラッドハーレーの馬車・アオイホノオ）

昨日は一日中 眩暈がひどくて、仕事から帰宅して早々に寝込んでしまいました。
明けて今日は休みだったのですが、よく寝たら一応 眩暈は治まったっぽいです。
一体何だったのか。怖ろしいです。

今日は気分を変えて、買ってから読んでなかった漫画を読みましたよ。
・沙村広明「ブラッドハーレーの馬車」
私は沙村さんの作品では「おひっこし」や「制服は脱げない」のようなギャグが大好きで、愛読していたのですが、
この作品ではそれらとも「無限の住人」とも違う、第三の貌を覗かせています。
内容は、書けないし書きたくもないようなおぞましいものです。
まさに沙村広明の暗黒面。
沙村さんは団鬼六ばりのＳＭ画集まで出されており、メジャー作家でここまでのサディスティックな性癖を表明している人も、
珍しいのではないかと思います。
この作品は、私には正直きつかった。自分ではかなりＳ傾向が強いと認識しているんですけどね…。
ところで、この作品の一番の問題は、作者が加虐者の心境で描いているのか、それとも被虐者の立場なのかということです。
私は被虐者にシンクロしてしまい、怖くて何度も中断してしまいましたが、逆に言えばこういう作品を描ける作者は、
強度のＭなのではないかという気もするんですね。
ＳとＭって本当に謎なんですよ。

・島本和彦「アオイホノオ」
この作品を読んだ人の何割かは、主人公・焔燃（ほのおもゆる）は自分だと感じるのではないかと思います。
ボンクラな魂をもてあまし、居心地の良い場所で満足できず、表現することで何者かになろうとして、悶絶するような日々を送っているならば、
焔燃は、あなた自身だ。そして私だ。
この作品は８０年初頭の大阪クリエーター青春グラフィティであると同時に、島本和彦版「男おいどん」でもあります。
ただし、「おいどん」にあった女性に対する恨み節の部分だけは無いので、その辺は８０年代っぽいですね。
なんだか島本漫画を一気読みしたくなってきました。
ポッドキャストの島本ラジオも面白いし、マイブーム到来かも知れないです。

２月１８日（仮面ライダーキバ）

夕食時「仮面ライダーキバ４話」
１９８６年といえば、私は１４才で中２だったなぁ、などと思い出します（男子が人生で一番バカな時期です）。
この番組、どうも１９８６年の演出には当時の流行歌を使用するみたいで、今回は中森明菜の「DESIRE-情熱-」でした。
前回は小林旭の「熱き心に」でしたね。
ウィキペディアで１９８６年を調べてみると、流行歌だと他には♪アイウォナダンストゥーユーラチャチャチャ～とか、♪マリ・リーンとかですね。
いや～思い出してきましたよ、とんねるずとか夕焼けニャンニャンとか風雲たけし城とか男女７人夏物語とか。
いくらでも特徴を出せるのに、全然描写がおざなりなんだもんなぁ…。

紅音哉くん（主人公の父親）はどう見ても気が狂っているようにしか思えませんが、百歩譲ってそれはまぁ良しとしても、髪型はどうにかならぬのか。
１９８６年のイケメン男子は基本刈りあげでしょう。それに黒縁メガネで決まり。
それとバイオリンなんかじゃモテません。テニスをしろ、テニスを。
とにかく、せっかく１９８６年なんていう時代設定なのだから、いろいろとネタを仕込んで欲しいと思いますね。

ところで、今回から斬鬼さんこと松田賢二さんが登場。
キバの支援兵器っぽい扱いなんですかね。活躍して欲しいなぁ。