１２月２日（ザ・シューターとガンダムoo）

昼食時「ザ・シューター 極大射程」
久しぶりに映画を見ました。
この「ザ・シューター」は２０００年頃（前世紀！）まだ私が股旅営業マンだった時に、原作小説を読みました。
確か「このミステリーがすごい」の第１位を取った作品だったと思います。
で、見た感想…設定が全然違いますな！ストーリーもかなり違います。
原作ではベトナム戦争における“３００人殺し”の汚れた英雄だった主人公ですが、映画は最近の話になっちゃってます。
超凄腕のスナイパーという点だけは一緒です。
まぁ、映画と原作は違うべきだという、京極夏彦さんの言葉もありますので、切り離して考えれば問題ないです。
面白いかつまんないかと問われれば、私は面白かったです。
ただ、アクションシーンが多すぎるような。もう少しサスペンス風味を出して欲しかった気がします。
常に逆光気味の黒っぽい画面作りは、格好良かったですね。
ちなみに、原作本の解説には、クリント・イーストウッドが映画化に興味を示しているとあり、
本の帯には、キアヌ・リーブス主演で映画制作迫るとあります。
全然実現してないよ！
なので、今年突然公開されたときは驚いたもんです。

夕食時「ガンダムOO ９話」
ソレスタル・ビーイングって、何かサンダーバードみたいだと思いました。
ただし、オーバーテクノロジーの秘密結社という点は、国際救助隊と同じですが、目的は救助どころか
「見敵必殺（サーチ・アンド・デストロイ）」。最悪です。
ところで今回、世界３大国家群の支配領域の地図が登場しましたが、やはりアフリカは蚊帳の外なんですね。
あと、中国や北朝鮮ら社会主義国家とインドネシアなどのムスリム国家が同じ人革連なのもどうかと思います。
最後に、キャラの名前もさることながら、ガンダムの名前も覚えられん！
次回予告で古谷さんが「ガンダムヴァーチェの真の姿が！」とかおっしゃってるんですけど、それどのガンダム？って感じです。

１２月１日（ムーンライトマイル）

朝食時「ムーンライトマイル１１話」
夕食時「ムーンライトマイル１２話」
私は原作も楽しみに読んでいるのですが、アニメは細かい部分の変更も多く、見ながら原作と照らし合わせたりしています。
そうやってアニメ制作者側の意図を探るのも楽しいのですが、このアニメの場合、どうしても原作との画力の差が気になってしまいます。
古くは北斗の拳から、劇画タッチの漫画をアニメ化する時につきまとう難題なのですが。
ただ、逆に考えれば、キャラクターに関してこの程度の再現度でＯＫならば、メカニックの3DCGの魅力に特化して
色々アニメ化出来るかも知れませんね。
現代最高の劇画のひとつである東本昌平の「キリン」など、いかにもアニメ化に向きそうもない作品もチャレンジして欲しいと思います。

レス：
まりもん魔神様
ありがとうございます。
気に入って頂いて、ただただ嬉しいです。
楽しく描けたので、自分でも気に入っています。

みなか屋様
ありがとうございます。
そういえば、数日前の「デイリーポータルＺ」というサイトでもカラーニーソックスの記事がありました。
流行ってるんですね～。

１１月３０日（ザブングル）

朝食時「ザブングル２４話」
夕食時「ザブングル２５話」
カラス・カラス一家vsアイアンギアーの話。
っていうかもうね、最悪なんですよ、グレタ・カラスのオバサンが。
熟年夫婦のいちゃいちゃとか、ババア熟女のヌードとか、見せるんじゃない！！
弘兼憲史かよ、黄昏流星群かよ！
この作品、オバサンに対して非常に差別的な扱いをするんですが、それにしたって嫌らしさの演出が度を超しています。
はっきり言って、視聴者への嫌がらせ以外の何ものでもないです。

ところで、カラス一家との戦闘は、ジロンのザブングル大破、アイアンギアー大破と、
ロボットアニメ史上初の主役機交代を演出することになりました。
次回からいよいよ、ウォーカーギャリアが登場みたいです。いやー燃えますねぇ。

１１月２９日（ザブングル）

朝食時「ザブングル２２話」
夕食時「ザブングル２３話」
２２話で、家出したあげくホーラに荷担したラグを、ジロンがナックルパートでボッコボコにしちゃうシーンがあるんですが、
今ではとても放送できませんね。
泣きながら殴るジロンを見て、オイオイＤＶは拙いだろ！と叫んでしまいました（まぁそのシーンの意図も分かるんですが）。

ところで私、ここへ来てようやく主要キャラの個性が掴めてきた感じがします（あくまで邪推ですが）。
どういうことかというと、

・エルチはドＳ。艦長という立場もあって、暴君のように振る舞う（でも誰も全然言うことをきかない）。
すぐ切れてジロンやファットマンをぶん殴る。女らしさに憧れているが、すぐに地が出る。実は腕っ節なら誰よりも強いかも。
惚れっぽいけどルックス重視（ジロンは例外）。

・ラグはドＭ。姉御肌で気丈に振る舞うが、ジロンに構って貰えないとすぐ拗ねる。
ジロンに殴られても甘んじて受けて、ちょっと嬉しそう。
エルチ同様惚れっぽいけど、ルックスよりも自分を構ってくれるかどうかが重要みたい。

・ジロンはマメ男。ドまんじゅうのクセして、女心を掴むのがムチャクチャ上手い。
ドＳのエルチには、殴られてやったり、お姫様だっこで甘えさせてやる事も出来る。しかも、それを素知らぬ顔でラグに見せつける。
ドＭのラグには、泣きながら鉄拳制裁したり、自分で食事を作って差し入れたりする。しかも、その時さりげなく優しくする。
頑張ったご褒美にラグの方もだっこしてあげて、エルチにそれを見せつける。
あぁ、完全にワザとやっているとしか思えん。
女心を弄ぶ魔性の男！実際、登場人物みんなの人生を狂わせてるし。

でね、私思うんですけどね、このザブングルという物語を“ぶちゃむくれ源氏物語”として読み替えてみると、意外と面白いかも知れませんぜ。
柳亭種彦の「偽紫田舎源氏」みたいな感じですね。

１１月２８日（プラネテスとザブングル）

朝食時「プラネテス５話」
格好いいメカニックと卑近な会社生活の描写で、宇宙生活が身近になった時代を生き生きと描いている本作ですが、少し気になるところもあります。
一番気になったのは、登場人物が減圧作業を全くせずにＥＶＡ（宇宙船外活動）に出ていることですね。
ストーリーのリズムに配慮してのことかも知れませんが、せめて減圧の必要がない新技術の存在なんかも入れて欲しいです。
まぁ些末なことですが。

夕食時「ザブングル２１話」
ラグの家出の話の続き。
エルチと違って、ラグは男の扱いもなかなか上手。
私の個人的な意見では、エルチよりラグの方が遙かにいい女という感じがしますけどね。
しかしながら、ラグに惚れた やもめのジョナサン（声は石丸博也）は、脇役の悲しさか２話の登場でお亡くなりになりました。アーメン。

１１月２７日（プラネテス）

朝食時「プラネテス３話」
夕食時「プラネテス４話」
主人公が勤務する「デブリ課」通称「半課」の描写は「ショムニ」を思わせるものがあります。
お調子者でガッツの無い上司２人は「踊る大捜査線」のスリーアミーゴスそのもの。
こういうアニメオリジナルの設定って、きっとパロディを意識してやっていると思います。今見るとやや風化ぎみですが。
アニメ版プラネテスは、新人アストロノーツ「タナベ」の成長物語として進んでいくので、原作とはストーリーの印象ががらりと異なりますね。
原作漫画では主人公の“運命の女”（ファム・ファタル）であるタナベは、ある意味宗教的な、根拠のない確信に満ちた「愛」を振りかざすのですが、
アニメのタナベは、あくまで社会に出たての若者としての青くささから、自身のミニマムな理想としての「愛」を叫んでいるように見えます。
恐らく原作者の幸村誠さんにとって、女性は謎の存在だったのでしょう。
それに対して谷口監督は、もう少し立体的なキャラクターをタナベに与えているように思います。
人生経験の差なのかも知れませんね。


レス：まりもん魔神様
花井先生には通知票に「“メチャメチャ”劣る」と書かれてしまうテツですが、意外にもボキャブラリーは豊富なんですよね。
ところで、例のＯＰの歌ですが、男性パートはやはりテツ＝のりお師匠が唄ってらっしゃるんでしょうか。
のりおさんのような違うような？でも、どこにもクレジットが無いので、未だに謎なんです。

１１月２６日（じゃりン子チエ）

朝食時「じゃりン子チエ２７話」
夕食時「じゃりン子チエ２８話」
「平井ヒラメ、唄います！ボェ～！」
天才少女ヒラメちゃんが、またもその秘めたるポテンシャルを発揮して、遠足の帰りのバスをパニックに陥れる話。
ちなみにヒラメちゃんに、ジャイアンに匹敵する歌の才能を開花させたのは、西成のイギー・ポップことテツであります。
彼独自の論理「他人の歌を唄うから較べられるんじゃ！誰も知らん自分だけの歌を唄え！」
というパンクなスピリットに感化されて、ヒラメちゃんは立派なアナーキー・シンガーになりました。
ちなみに、２８話ではテツのオリジナル・パンク・ソングも聴くことが出来ます。
ジョニー・ロットンも裸足で逃げ出すそのアナーキー・イン・新世界ソングを紹介して、今日の日記を締めたいと思います。

♪土手のスカタン じゃわさらき～ん
日本の坊主は丸儲け～
ミツルのおばはん しゃれこうべ～
髑髏と髑髏でフラダンス～

「じゃわさらきん」って（´∀｀）？