１２月７日（シャーロック・ホームズの冒険）

朝食時及び夕食時
「シャーロック・ホームズの冒険“ボヘミアの醜聞”」
私にとってはとても懐かしい、ＮＨＫ海外ドラマのホームズの冒険をツタヤで発見したので借りました。
今から１５年くらい前、学生時代にＮＨＫで時々放送されていたのをよく見た覚えがあります。
英国・グラナダＴＶ制作のこのシリーズは、主演のジェレミー・ブレッドがホームズのイメージにピッタリで、
ホームズの映像化作品中、最高傑作の呼び声も高い作品です。
ちなみにホームズの吹き替えは、“山さん”こと露口茂さんで、こちらの好演も魅力のひとつです。

記念すべき第１話「ボヘミアの醜聞」は原作の第一短編集の１話目にもあたり、シャーロキアンに大人気のアイリーネ・アドラーが登場する話。
アイリーネは、女嫌いのホームズにとって唯一の思い人っぽい感じの女性で、
ホームズ・パスティーシュなどでは恋人とされることも多い人ですね。
しかも、ホームズの数少ない失敗譚（正確には失敗してはいないけれども）でもあります。
基本的に女っ気の少ないホームズシリーズの中で、唯一といっていい艶っぽい話で、私も大好きなんですね。

ちなみに宮崎駿の「名探偵ホームズ」ではハドソン夫人をヒロインにしていましたが、今となっては違和感がありますね。
なんだか、漱石の「坊っちゃん」で、マドンナではなくキヨに萌えを見るような、そんな感覚に似ていると思います。