１月２２日（シャーロックホームズの冒険）

朝食時及び夕食時
「シャーロックホームズの冒険・まだらの紐」
今回の話は、恐らくホームズ物語の中でも最も有名な話のひとつだと思います。
ホームズ物語のいわゆる「正典」では、あまり絵に描いたような悪役は登場しないのですが、今回の敵・ロイロット博士は、
モリアーティ教授や恐喝屋ミルバートンと並ぶ魔人であります。
明晰な頭脳と並はずれた体力、そして悪の心を持つ強敵です。
しかしながら、魔人とはいえ孤独なサイコパス・タイプであり、最期は自らが放った呪詛を返されたことにより、あっけなく倒されます。
ちなみに有名な話なのでネタばらしをしますが、「まだらの紐」とはインドの毒蛇、いわゆるコブラのことですね。
凶暴な性格でありながら、こういう間接的な手段で義理の娘の殺害を実行するというサイコ男。
ロイロット博士は実に印象に残るキャラクターです。