マクロスＦ

今日の感想
「マクロスF ２・３・４話」

突然の宇宙怪獣の襲来によって否応なく戦闘に巻き込まれた主人公・アルト君は、成り行きから最新型戦闘マシンVF-25に乗り込んで
怪獣と戦う羽目になる。
このとき同時に巻き込まれた少女・ランカとの出会いをきっかけに、民間軍事会社SMSへの入隊を決意する。


OVAのマクロスゼロでもそうでしたけど、戦闘シーンのロボットサーカスは、アニメ史上最高のクォリティを塗り替え続けています。
メカフェチの皆さんは、戦闘シーンだけでご飯３杯はいけますね。
ところで、VF-25って、バルキリーじゃないんですってね、メサイアというのだそうです。

しかしながら戦闘シーン以外は、どーでもいいようなヌルい描写ばかりで、テンション下がりますね…。

特に、ヒロインのランカ。
声が合っていないような気もするんですが、実は声優さんがヘタなのではなく、キャラが古くさいからなんじゃないですかね。
ああいう、絵に描いたようなドジッ娘ロリキャラって、今は流行らないでしょ。

４話に出てきたメルトランの巨人女子が、マイクローン化するとロリッ娘になってしまうという設定も、要らないんじゃないですかねぇ。
クァドランが出てきたときは、嬉しかったですけどね。

とりあえず、ラブコメ部分は相変わらずの三文芝居で辛いです。
誰に向けて演出しているのか、全然分かりませんね。
メカ目当てのボンクラには需要無いでしょうし、ホモ描写も無いとくれば腐女子は見ないでしょうしね。

戦闘シーンでどれだけ魅せられるかが勝負なんでしょうね。


このエントリーのＢＧＭは飯島真理で「小白竜」でした。

コードギアスＲ２

今日の感想
「コードギアスR2 ２・３・４話」

ゼロとしての記憶を取り戻したルルーシュは、学園内での監視を逃れつつ、ゼロと黒の騎士団の復活を宣言する。
一方、ルルーシュの偽の弟として送り込まれたロロは、ルルーシュの覚醒に気付くが、CCを捉えるという本来の目的を果たすため
ルルーシュと取引をする。
しかし、ルルーシュの弄した策によって心の隙を突かれ、彼の軍門に下るのであった。


ルルーシュ君のイメージは明らかに、アドルフ・ヒトラーですね。
それプラス、戦闘指揮官でタクティクスの天才という要素は曹操あたりですかね。
ナポレオンや武田信玄のタイプじゃないでしょう。

黒の騎士団は完全にナチスのイメージです。
実際、ナチス党も敗戦後の負債に苦しむ ドイツの民衆の熱狂的な支持によって拡大した組織であり、その辺りの背景も似せてあると思います。

絶対服従の力「ギアス」は、実はちょっと強力な催眠術程度の力でしかなく、ジェダイのフォースなんかと比べるとショボイですね。
ルルーシュの本当の恐ろしさは、罪悪感に囚われずに平気でウソをついたり 人殺しを出来たりするサイコパスの性格にあり、それは本来ならば
おぼっちゃま育ちの１７才の少年には持ち得ない性質だと思います。

それは恐らく、CCとの契約に際して呼び起こされた性質なのでしょう。
多分、ギアス能力の覚醒と同時に、知能指数の上昇、邪悪な性格の発現などが起こっていると思われます。
もちろん、本人は無自覚なままでしょうが。

もう一つ、ギアスなどよりも強力な力をルルーシュは持っており、それがCCの存在です。
ルルーシュの記憶が封印されている間も、黒の騎士団を維持し、ルルーシュ奪還に動き続ける行動力。
ルルーシュにとって分身ともいえる存在のCCも、恐らく契約の際にルルーシュからのフィードバックを受けて その性格をコピーしていると考えられます。
だから以前の契約者であるマオを 平気で見捨てることが出来たんですね。

頭の良さを自覚している人間にとって、自分の分身がいることはもの凄く有利ですよ。
ただし、マオを見捨てたように、何かの拍子で自分も見捨てられることになるかも知れない点に、多分ルルーシュは気付いていないでしょうね。

そして、自らの振る舞いや所行が ブリタニア皇帝をなぞるように導かれていることも。


このエントリーのＢＧＭはキング・クリムゾンで「２１世紀の精神異常者」でした。

コードギアス

今日の感想「コードギアス ２４話・２５話」

Ｒ２の１話の展開がサッパリ分からなかったので、ＤＶＤを借りて見逃していた前シリーズの最終２話を見ました。

ゼロ＝ルルーシュの完璧な作戦により、東京での戦闘に勝利を収めかけた黒の騎士団。
しかしルルーシュの突然の戦線離脱により、指揮系統は混乱。
黒の騎士団はあっけなく瓦解する。
一方、ルルーシュはＣＣの言葉に従って、誘拐された妹ナナリーを追いかけ孤島へ向かう。
そこへ追撃に来たスザクと対面、遂に正体を知られてしまう…


ようやくこの「コードギアス」という物語が分かってきました。
コレは私の嫌いなタイプの人物ばかり登場する、嫌いなタイプの話ですね。
ただし、嫌いだからといってダメだと言っているわけでは無く、寧ろかなり面白い物語だと思います。
まぁ「プラネテス」の谷口悟朗×大河内一楼のコンビなので、つまらないはずは無いんですよ。
私は、そうですね…アレに似ていると思います、「島耕作」シリーズに。

どういうことかというと、「ご都合主義的なキャラクターの言動と話の展開」が本当にツッコミどころ満載なので、そういう穿った見方で見ても楽しめるし、それらに目を瞑って純粋にストーリーを追っていってもそこそこ面白いわけですよ。
つまり、それは無ぇだろ！というツッコミを、してもしなくても まぁどっちでも良いくらいの 微妙なさじ加減なんですね。

ただ、最近定番となりつつある「極度に商業主義的な演出」のメソッドだけは、どうにもなじめないですね。
どうせお前らオタ男子はメカが格好良く動いていれば満足なんだろ、あなた達腐女子にはホモ演出をどうぞ、同人作家さん ここはエロ同人誌に使えるシチュエーションですよーなんつって、あまりにも視聴者をバカにしてないスかね？

まぁしかし、ちょっと面白くなってきましたので、この作品に関して、引き続き感想を書いていこうと思います。

このエントリーのＢＧＭはアラン・パーソン・プロジェクトで「Inside Looking Out」でした。